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新家族と趣味

奈良市生涯学習

2014年10月24日(金) 奈良生涯学習センター 古典文学講座


「古風土記の世界」(奈良女子大 阪口由佳先生)の最終回、豊後の国風土記を学びました。
景行天皇に行政官(うなで)が赴任地(大分県)に着いた時の話「白い鳥が村に集まり餅やサトイモに姿を変え、
花と葉が冬も栄えている」を報告したところ、天皇は非常に喜び「天からのしるし、地上が豊かになる草だ。お前の
治める国は豊国というがよい」と言ったとのこと。そこで大分県と福岡県の一部は豊国というようになり、後に
豊前、豊後の2国にわけられたそうです。また別府温泉の話や湯布院の話しなど知っている地名の話しが多く非常に
身近に感じられた。まさにその地域の状況をまとめた報告書なので国名の由来など「あぁそうだったのか」と参考
になる話しが多く、1300年近くが経った現代でも興味を持って接することができるのだと思う。

その意味で「古風土記の世界」は非常に面白かった。そして古事記や日本書紀についても学んでみたいと思った。
たまたま奈良県立美術館で「大古事記展」をやっているので、見学して古代に浸ってきたい。
奈良に住むということは古代と呼吸ができるということ。つくづくありがたいと思う。感謝・感謝!

2014年9月26日(金) 奈良生涯学習センター 古典文学講座


 「古風土記の世界」肥前の国風土記〜交通妨害説話
 私の出身地長崎も所属した肥前の国ということで非常に興味を持って学んできました。でも残念。ほとんどが
 佐賀県の事柄でした。当時長崎は西の果てといったところだったのでしょうね。
 最初は肥前・肥後と合わせて一つの国、火の国だったそうです。
 交通妨害とは風土記に良く出てくる逸話で肥前風土記では現在の鳥栖市姫方の話。交通妨害をする神を社を建てて
 祭ると交通妨害がなくなったという。その地域の豪族が関所みたいにお金を取ってたのを大和朝廷が征伐して、
 その豪族が信じる神を大和朝廷に取り込むために社を建てたということかなと思いながら学びました。中国の古代
 では他国を征服するとその国が信じていた神を征服した国の神に合祀することにより精神的にも征服したという
 野はあります。もしそのことが本当なら古代日本も同じことをしていたと・・・本当のところは??です。

2014年7月25日(金) 奈良生涯学習センター 古典文学講座


「古風土記の世界」出雲風土記〜国引き神話
 風土記の中でも最も完成度が高く、かつ全てが残っているという出雲風土記。
 「八雲立つ出雲の国」一度ならずとも耳にしたことのある言葉。小泉八雲も帰化した際に出雲の形容詞を名前
 としたあの「八雲」です。
 もともと風土記は@地名、A産物、B土地の肥沃度、C地名の由来、D伝説を記して提出せよという勅命に
 応じて作られたもの。そのうちの国引き神話が超有名な内容です。
 「やつかみずおみずのみこと」(地域の神)が当時宍道湖(海)の向かい側の島をいくつかの国あまりの地域
 を綱で引き寄せて陸続きにしてしまうという話しです。多分、川の土砂が堆積して陸続きになったと思われる
 事実を神話として残したのでしょう。それと日本海側(北陸とか)を大国主命が攻略したことも含まれている
 みたいですね。
 風土記って本当に興味深い歴史書でした。


◆2014年7月11日(金) 奈良生涯学習センター 古典文学講座

「古風土記の世界」播磨風土記〜国占め神話
 713年に元明天皇の勅命により各地で作成された風土記。現存するのは常陸、播磨、出雲、肥前、豊後の
 5カ国のみ。
 今日は播磨の国の風土記の一部を学びました。
 例えば加古川の加古の地名の由来は応神天皇?が丘や野原が広くその中のこの丘を見ると鹿兒(鹿の子供)の
 ようだと言われたので「加古」という名がついたなど、興味深く面白く学ぶことができました。以前読んだ
 古事記に出てくる話などもあり身近に感じました


2014年6月27日(金) 奈良西部公民館 歴史講座

 「仏教の伝来と東南アジアの仏像」
 テーマとは違うシルクロードを中心とした仏教にかかわる講義。その終着駅としての奈良。
 釈迦の聖地インドへのあこがれ=三蔵法師、高岳親王。ガンダーラの仏。・・・。